久しぶりに会った子供が放置されている気がして驚いたので感じた事を書いてみる。

夜の部薄暗い公園にあるベンチ子育て

こんにちは。マリリです。

先日、幼稚園時代を知っている子に4年ぶりに会いました。利発だった昔の面影は無く、その変貌ぶりにとても衝撃を受けました。

今日はその時の出来事と私が感じた事を書いてみます。良ければお付き合いください。

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幼稚園時代のあっちゃんの印象

久しぶりに会ったその子はあっちゃんと言います。仮名です。

あっちゃんは、我が家の長女モモコの2歳年上の女の子です。モモコと同じ幼稚園に通っていました。

モモコが通っていた幼稚園には年に数回、別の学年の子とペアを組んで行う行事がありました。モモコは年少の1年間、あっちゃんとペアでした。

そのため、私は学年が異なるあっちゃんの事を知っていました。あっちゃんは当時年長クラスに通っており、年下のモモコの面倒をよく見てくれる優しいお姉ちゃんでした。

いつもニコニコと笑顔で、送り迎えの時に私と会うといつも手を振ってくれました。赤い縁のメガネをかけていて、それがとてもよく似合っていました。

喋り方も丁寧で、いつも色々な話をしてくれました。

小柄で可愛らしいあっちゃんに、私は礼儀正しくて優しいお姉ちゃんという印象がありました。モモコもあっちゃんのことが大好きでした。

小4になったあっちゃんの現在

その後、モモコは年中になりあっちゃんは卒園して小学生になりました。

あっちゃんとモモコは別の小学校でお互いの自宅も知らなかったため、それ以降会うことはありませんでした。

それが先日、ふと遊びに行った公園で4年ぶりにあっちゃんと再会したのです。

私はモモコと3歳半の長男ヨッシーを連れて、友達と一緒にその公園へ行きました。

私たちが公園へ行くと女の子が1人で滑り台で遊んでいました。それが、あっちゃんでした。

4年ぶりということもあり、私はあっちゃんに全く気がつきませんでした。幼稚園時代の事なので、モモコとあっちゃんはお互いのことを忘れていたのかもしれませんが。

私は初め、あっちゃんを見て

「体が大きくてちょっと怖そうな子だな…」

と感じました。

小柄で華奢だったあっちゃんはぐんと成長していて、公園にいた他の子と比べても頭ひとつ飛び出ているほどになっていたのです。

また、1人で急に大きな声を出したり滑り台をドンドンと蹴ったりしていたので、上記のように怖そうな子だなと思ってしまいました。ごめんねあっちゃん。

そして、服装や言動を見て、

「もしかして家で放置されているのかも…」

と感じたのです。

放置されていると感じた理由

人の子を見て放置されているなんてとても失礼だとわかっています。じゃあ私がとても立派な子育てをしているのかといえば、全くそんな自信はありません。

でも、目の前にいたあっちゃんには違和感しか感じられませんでした。

あっちゃんが放置されていると感じた理由は以下の通りです。

  • 髪が激しくボサボサ
  • 服が明らかにサイズアウトしている
  • 清潔感が無い
  • 言葉遣いが汚い
  • 急に大きな声を出す
  • 目が悪いのにメガネをかけていない
  • 遅い時間まで公園にいる

髪が激しくボサボサ

あっちゃんの髪の毛は肩につくかつかないかの長さで、びっくりするくらいボサボサでした。ショートヘアを伸ばしっぱなしにしている感じで、襟足だけ妙に長いのが目立っていました。

小4の女の子といえばオシャレに目覚める子もいると思います。でも、あっちゃんはオシャレとは程遠いかんじでした。

服が明らかにサイズアウトしている

あっちゃんはとても背が伸びていました。あっちゃんと気がつかなければ小学6年生ですと言われても信じていたと思います。

身長のことは全然いいんですが、私が違和感を覚えたのはその服装です。ピチピチでとても窮屈そうで、体よりもずいぶんと小さい服を無理矢理着ているように見えました。

長袖の袖は7部丈のようになっていて、丈が短くお腹も少し見えていました。

下は小学校の体操ズボンに短い靴下を履いていました。その日は肌寒い日だったので公園にいる子たちはみんな長袖や上着を着ていたので、あっちゃんの薄着が余計に目立っていました。

そして、あっちゃんは背が高い分成長も早いのか胸が少し膨らんで子供というよりも女性らしい体つきになっていました。

それなのにピチピチの服を着ているものだから、少し目のやり場に困りました。変質者に目をつけられないか心配になりました。

清潔感が無い

髪の毛がボサボサであることと服がピチピチな上に汚れた感じだったので、清潔感が全く感じられませんでした。

幼稚園の時のあっちゃんのイメージとあまりにもかけ離れていて、私は自分でも驚くくらいショックを受けていました。

言葉遣いが汚い

最初は1人で遊んでいたあっちゃんですが、しばらくすると友達がやって来ました。大きな公園だったので、次第に子供が集まりみんなで走り回って遊んでいました。

その時に友達と喋っていた言葉遣いが男の子のようでとても乱暴でした。「おい、コラ、お前〜」と言った感じで、私の記憶の中のあっちゃんからは想像もできませんでした。

急に大きな声を出す

そうやって友達と喋っている時や1人でいる時など、突然ワッと大きな声を出していました。

誰に向かってという事も無く壁や誰もいないところを見ながら叫んでいたので、誰かが驚くのが楽しいのかそれとも構って欲しいのかなと思いました。

目が悪いのにメガネをかけていない

これはあっちゃんだとわかった後に気づいたことですが、昔はかけていたメガネをその日はかけていませんでした。ずっと目を細めて顔をしかめていたので、目が良くなったわけではなさそうです。

度数の合ったメガネを作っていない=親からあまり気にかけられていないのかなと思いました。

決められた時間に帰らない

私の住んでいる地域の小学校では、18時になったら家に帰りましょうと指導しています。なんやかんやで子供たちはこの決まりを守っています。

その日私たちは18時まで公園にいて、他の子が帰り出した頃に公園を出ることになりました。

でもあっちゃんは一向に帰ろうとせず、他の友達にまだ遊ぼうと話しかけていました。

そりゃあ子供なので遊びが楽しくてまだ帰りたくない、というのはよくある事だと思います。

でも、相手の子が帰ろうと言ってもなかなか引き下がらなかったので、家にあまり帰りたくないのかな?と感じてしまいました。

私はその日、公園に着いてずいぶん経ってからあっちゃんに気がつきました。あっちゃんが、長男のヨッシーが持っていたダンゴムシに興味があったようで話しかけてきたのです。

近くで顔を見て、

「どこかで見たことがあるかも。幼稚園の時のあの子かな?」

と、やっと気づいたのです。気づいた時はとても驚きました。それほど、全てが幼稚園の時のあっちゃんのイメージとはかけ離れていたのです。

その後、あっちゃんが幼稚園を卒園した後に両親が離婚したと聞きました。偶然にもこのタイミングで幼稚園時代のママ友から聞いたのです。

(私はモモコが幼稚園に通っていた頃に役員をしていました。その時の繋がりで、卒園した今もあれこれと情報が入ることがあります。ママ友のネットワーク恐るべしですね…)

幼稚園に父母会の廃止を求める怪文書がきて父母会がなくなりそうな話。
長女の幼稚園に父母の会をなくせという匿名の手紙が届きました。父母の会の役割や園長の反応、手紙対する私の考えをまとめています。

なんでも母親が出て行ってしまい子供の親権は父親が持っているようです。

あっちゃんの母親は、幼稚園で会った時に挨拶をしてもいつも無言でそっぽを向いていました。私は、なんだか感じ悪いなぁ…といつも思っていました。

でも、母親が出て行ったと聞いて、とても胸が痛くなりました。勝手な想像ですが、父親は仕事が忙しく子供のことをあまり気にかける余裕が無いのかもしれません。

基本的な生活の大切さ

私は料理が下手だしずぼらで何事も適当なので完璧とは程遠いですが、それでも子供の食事の用意やお風呂、寝かしつけなどを毎日しています。

子供の体が大きくなれば服を買い替えます。長女の長い髪は毎日くくり、長男の髪が伸びればバリカンで短くします。

誰に言われることもないけれど、子供が生まれてから自然にそんな生活になっていきました。私の親もそうしてくれていました。

それが私にとっての普通でした。

でも、あの日公園であっちゃんに会って、子供の身の回りの世話をすることは当たり前だけどとても基本的で大切なことなんだと思いました。

あの日見たあっちゃんからは教養が感じられず、身につけていた物もボロボロに見えました。もしも私の2人の子供があっちゃんと同じようにボロボロの格好で乱暴な言葉遣いをしていたら、とても耐えられないと思いました。

勉強でも運動でも何でも、大切なのは基礎です。スラムダンク(有名なバスケ漫画です。すみません)のゴリも言っていましたよね。基礎が身についていなければ、応用なんてできません。

生活も同じだと思います。身の回りの基本的なことができていなければ、その先にある勉強や運動、礼儀なんて身につきません。そして、そのまま大きくなった子が幸せな人生を送ることができるのかと心配になりました。大きなお世話ですが…。

私は毎日子供たちを怒ったりイライラしたりしています。でも、基本的な身の回りの世話はしているつもりです。

私のように子供にイライラしたり、つい怒りすぎてしまう母親は多いと思います。そりゃそうですよ。子供は自分本位でワガママです。イライラしない親なんていないと思います。

それでも、ほとんどの親は子供の身の回りの世話を自然にしていると思います。

「また怒りすぎてしまった…」と自己嫌悪になる時もありますが、大丈夫。子供が清潔で元気に生活していれば、それだけで十分です。胸を張りましょう(^^)

今ある普通を大切にしたい

我が家の子供たちは7歳と3歳です。私は毎日が忙しくてバタバタと過ごしています。

子供と一緒にご飯を食べているとついつい早食いになったり、子供と一緒に寝ていると足蹴りを食らって夜中に目が覚めたりします。

たまには1人でゆっくりしたいと思うことも多いですが、子供と一緒で楽しい時間もたくさんあります。

あまりに子供たちにイライラしすぎて「もう全部嫌だ!出て行きたい!!」なんて思ってしまうこともあります。

でも、子供たちから離れることは絶対に辞めようと強く思いました。子供たちがいつでも安心して帰って来られる家を作ろうと思いました。

環境はとても大事

人間には、その人が生まれ持った性格があると思います。2人の子供を育てていてよく感じます。

2人とも、両親は同じでも性格が全く違うんですよね。我が家の場合は性別が違うということもありますが、食べ物の好みや睡眠のリズムなど全く違うことが多いです。同じ家で生活しているのに不思議だな〜とよく思います。

このように生まれ持った性格もありますが、あの日公園であっちゃんに会って、育つ環境もとても大切だと感じました。

子供は、何でもマネをして成長していきます。赤ちゃんは周りの大人のマネをすることで言葉やコミュニケーションを覚えていきます。

だから、持って生まれた性格はあれど、子供は育つ環境次第で良くも悪くもなるでしょう。

髪の毛を整えることも体に合った服を着ることも特別なことではありません。でも、これから子供が成長して社会の一員となるためには大切なことです。

勉強や運動も大切ですが、そういった基本的な生活をしっかりしていこうと強く思った出来事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです♡
子育て
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マリリとモモコとヨッシーと。

コメント

  1. シノギ より:

    はじめまして。
    こちらを読ませて頂き、色々と考えてしまいました。
    様々なご家庭があるのは分かりますが、さすがにこの女の子のことを思うと心が痛いです。
    もしも自分の子どもだったら、と思うと辛いです。
    環境って人を変えてしまうのですね。

    私にも子供がおりますが、マリリさんの言うように基本的な生活ってとても大事だと思います。

    『子供が清潔で元気に生活していれば、それだけで十分です。胸を張りましょう(^^)』
    という一文がとても沁みました。

    実は今日、イライラして子供に当たってしまって……申し訳なかったな、自分って駄目だな~、って一人反省会をしていました。
    でも上記の一文で少し救われた感じがします。
    子供をぎゅーってハグして、明日からもしっかり子供たちの世話をしようと思います。

    ありがとうございました。

    • マリリ より:

      シノギさん

      こんにちは。私の拙いブログにコメントをいただきどうもありがとうございます。

      私も毎日子供に怒りまくっています!そして同じように反省しまくっています。偉そうなことは全然言えないです…(>_<) でも、そうやって私たち親も成長していくんですよね。私の場合は1歩進んで2歩下がるかんじですが(^^; 怒ってしまっても、子供たちのことを考えてハグしてあげれるシノギさんは優しくて素敵なママさんだと思います(*^^*)お子さんには優しい気持ちがきっと伝わっていますよ! 育児は大変ですが、お互い頑張りましょうね♪

こんにちは。マリリです。

7歳の女の子と3歳の男の子を育児中のアラサー主婦です。

漫画やゲームが大好きです。子供が大きくなってきたので一緒にアニメを見たりゲームができるのがとっても嬉しい今日この頃。

座右の銘は『誰でも最初は1年生』。いくつになっても新しい事に挑戦し、学び続けていきたいです。

人生初のブログなので、分かりにくいところや読みにくいところがあったらすみません。少しずつ勉強して、多くの人に読んで楽しいと思ってもらえるブログにしていきたいです。

よろしくお願いします。

※2019年7月にアイコンを変更しました。それよりも前に書いた記事のアイコンは、ブログの歩みとして変更せずそのままにしています。
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