こんにちは。マリリです。
長女が通っていた幼稚園に父母の会は無くすべきだという匿名の手紙が届きました。長女はもう幼稚園を卒園していますが、母である私は長女の在園時代に三役を経験しています。

その時のつながりで幼稚園の情報がよく入ってくるんです!
来月から長男も通うこの幼稚園。今日は幼稚園に行くなら避けては通れない父母会の話をします。
幼稚園における父母会の役割
現在小学1年生の長女のモモコが通っていたA幼稚園には父母の会がありました。
保護者会、PTAなど呼び名は様々ですが、この幼稚園では「父母の会」と呼んでいたので父母の会と表記します。
父母の会の役割は園によって違いますが、A幼稚園の父母の会は保護者の負担が大きかったです。
A幼稚園における父母の会が行う主な行事は以下の5つです。
- 春のミニ運動会
- 夏祭り
- 幼稚園の運動会での出し物
- 秋のバザー
- 卒園文集
この他にも親睦会や役員会があり、役員になると年に15回ほど幼稚園へ行かなければなりません。集まりのほとんどは土曜日でした。

ぶっちゃけこれだけでも面倒ですよね…
A幼稚園ではこれらの大きな行事は父母の会主催となっていて、全て保護者だけで行います。先生は後片付けを少し手伝ってくれる程度です。

保護者の負担が大きすぎるという苦情は昔からあったようです。
夏祭りとバザーでは食べ物とゲームなどの出し物を各4種類ほど用意します。食べ物もゲームの景品も全て保護者が準備します。私が三役を務めた時は、近所のスーパーやインターネットで当日に間に合うように買い物をしていました。
ただ買うだけならいいのですが、どれくらいの数のお客さんが来るのかを考えて、少なすぎず多すぎない数を用意しなければいけません。

細かい内容は三役が全て決めるので、行事が失敗したらどうしようと常に不安でした…
A幼稚園の夏祭りとバザーは在園児以外の一般の方も自由に来ることができるので、ちょうど良い数を考えて準備するのはとても大変でした。
バザーでは手作りのバザー品が必要です。これも役員は2点以上出さなければいけないなどの決まりがあり、負担に思う人も多かったようです。

私は不器用で普段から手作りとかしてないのでクオリティが低いものしか作れません。他のママさんに見せるのがめっちゃ恥ずかしかったです…
春のミニ運動会では3時間ほど小学校の体育館を借りて室内で遊べるゲームを考えなくてはなりません。秋の運動会では綱引きやリレーの種目で園児と一緒に運動会を盛り上げました。

出し物の内容も全て三役が決めて、当日の司会まで保護者でします!普段は人前で喋ることがないのでめっちゃ緊張しました( ゚д゚)
役員がしんどいというのはみんな感じていたと思いますが、昔からの決まりという事でしぶしぶ従っている感じでした。
三役を2年間務めた
A幼稚園では子ども1人につき1回(1年間)役員をしなければなりません。役員は毎年50人くらいいて、その中から三役を選びます。
A幼稚園の三役は8人いて、内訳は会長1人、副会長4人、書記1人会計1人、監査1人です。
三役のどれかに当たった場合は2年間続けて務めなければなりません。三役を2年間務めた人はそれ以降の役員は免除になるというルールです。
三役では仕事の引き継ぎのために1年目と2年目が4人ずついて、毎年4人が抜けて新しく4人を選んでいました。
私はこのうち副会長を1年と書記を1年ずつ務めました。

毎年立候補はほぼいないので、最終的にクジで決めることになります。
普通の役員だとそこまで大変ではないのですが、三役に当たるととても大変です。上に書いた夏祭りやバザーの買い物をはじめ、ミニ運動会の出し物など全て三役が中心になって行います。みんなが幼稚園に集まる全体の役員会の他に、何度も三役だけで誰かの自宅にで集まったりしました。
毎年4月の役員会でこの三役を決めるのですが、やりたがる人はほぼいません。
私は知り合いのママが会長を務める年にお願いされて三役を引き受けたのですが、やってみると想像以上に仕事量が多くて大変でした。4学年下に弟とヨッシーがいたので、小さい赤ちゃんを連れての行事はとても大変でした。

下の子がいたら役員が免除になる幼稚園もあります!
役員をして良かったこと・大変だったこと
三役をして良かった事は、メンバーに恵まれていた事です。優しい人ばかりでみんなが進んで仕事をしてくれたので、三役で集まる回数は多かったけれど精神的には楽だし楽しかったです。
普段あまり喋らない保護者の方と話す機会も増えました。また、父母の会の会費の使われ方や幼稚園の裏側?が少し見れたことも良かったです。

この辺は三役を経験しないとわかりません。
また、私が三役をすることで長女のモモコもとても喜びました。話し合いで幼稚園に行くといつもニコニコしていたし、夏祭りの店番などをしているととても嬉しそうでした。

子供が喜んでくれると大変でもやりがいがあります!
大変だったことは、やはり仕事量の多さです。
上にも書いた通り、A幼稚園では多くの行事を父母の会が主体となって行なっています。
特に大きなイベントである夏祭りとバザー。準備から片付けまで含めると1日がかりで、帰宅は夜の10時でした。

小さい子がいる家庭には夜10時帰宅はキツイです。実家の母に助けてもらいました。
食べ物と景品の数を考えて過不足なく注文するのも普通の主婦である私たちには難しいことでした。

誰もマーケティングとかした事ないしね。何人来るかなんて誰にもわからん!!
そして、行事がスムーズに運ぶように50人の役員をたった8人でまとめなければならないのです。

手際が悪いと「今年の三役は〜」なんて言われました。こっちだって初めてでわからないことばかりなのにぃ〜!!
おっと、最後は愚痴ですね。すみません(>_<)でもこの大変な役を、毎年誰かがしなければならないのです。
減らせる仕事は減らしていった
昔からの決まりとはいえ、時代が変われば役員の仕事内容を変えていくことも必要です。私が三役を務めた時に、話し合いで不要な仕事は減らしていきました。
園長先生とも話し合い、できるだけ保護者の負担が減るように掛け合いました。

それでも三役が特に大変なことに変わりはないんですが…
怪文書の内容
なんだか前置きが長くなってしまいましたが、園に届いた怪文書の内容は「父母の会をなくせ」というものでした。
「子ども1人につき1回は兄弟が多い人にはつらい、三役をクジで無理矢理決めるのはおかしい、役員なんてやりたい人はいない、父母の会の会費も払いたくない、父母の会はなくすべきだ」といったことがパソコンの文字で延々と書かれていたそうです。
これが去年のうちに3通ほど郵送で幼稚園に届きました。
手紙の内容を聞くと、書いたのは保護者ですよね。今年役員になった保護者の誰かでしょうか。役員がよっぽど嫌だったのでしょう。
匿名の手紙だと一方的になるので、私はこのようなやり方は好きではありません。
園長の対応
この手紙を受け取った園長先生は「父母の会は来年度から無くしてもいいかな」と言っているようです。
ずいぶんアッサリな気もしますが、園長先生は前々から父母の会を無くしてもいいと考えていた節もあります。以前から父母の会に対する不満のある保護者はいましたし、父母会の会長と園長の折り合いが悪い年もありました。

園長が「昔は役員に不満を言う人はほとんどいなかったのに…」とぽろっと言っていたこともあります。
父母会がなくなるとどうなる?
A幼稚園では多くの行事を父母の会が担っています。中でも夏祭りと秋のバザーは地域の人も遊びに来るほど大きな行事です。(その分保護者の負担は大きいのですが)
先生だけでこれらの行事をするのは準備の事を考えると厳しいので、父母の会が無くなればこれらの行事は無くなるでしょう。子供たちは毎年楽しみにしていたので、この2つが無くなってしまうのはなんだか寂しいです。

来年からヨッシーが通うので楽しみにしてたのになぁ…
とは言え、行事をすることで役員さんが大変な思いをすることは事実です。このような父母の会に疑問を唱えるニュースが増えている事を考えても、いつかは無くなる運命だったのかもしれません。
幼稚園の行事が減っても地域の花火大会やお祭りがあるので、そちらを楽しんでいこうと思います。

地域のお祭りの役員もそのうち回ってくるんですけどね…
まとめ:役員って一生つきまとう
子供が幼稚園を卒園して小学校に入ったら、そこでもPTAがあります。小学校を卒業したら次は中学校です。
子供がいればPTAの他に地域や地区の役員もしなければいけません。私の実家にも少年団というものがありました。私の親もPTAの役員をしていたし、今でも付き合いがあって地域の行事に呼ばれることもあります。
子供ができて思うことは、こういう役員のような物って一生あるんだな〜ということです。生活していれば近所の人や地域と関わることになるので、今しなくてもいつかは何かの役員をしなければならない時がきます。
大変な事はできればやりたくないというのが本音ですが、今回の「匿名での手紙」というやり方には疑問が残ります。
匿名の手紙だとこちらの意見を一方的に伝えるだけになるので、相手と話し合いができません。話し合いをしない限りは解決もできませんよね。
私がもしもこういった役員に対して不満がある時は、どうすればもっと良くなるかを考えた上でしっかり話をしていこうと思った出来事でした。
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